針金一本が作品だとォ!?

2013年10月11日 22:40

 

ここ以外は手付けてないから部分上げ 笑

 

博物館実習も明日であと半分。休館日の火曜と日曜を除いた五日間。時間経つの遅っそい!朝起きてカレンダー見るまで今日は土曜日だと思ってた。

 

博物館実習さ、もうちょっと拘束感が薄ければ素直に楽しめそうな内容なんだよね。今日だって午前は古美術の梱包とデータの取り方、午後は現代彫刻家の吉田哲也さんの作品の整理とリストアップとかとっても学芸員らしい、やりがいのある実習内容だったんだよ。

午前の実習では学芸員だか発掘した人だかが名付けたのであろう、高さ12cmくらいの『ヘラクレス像』を私が彫刻学科の生徒だからって実習用の物とは別で特別に梱包を解かせてもらったし、午後は針金一本の端を折り曲げただけの作品を「美術品だから」ってみんなして恐る恐る針金が変形しないよう慎重に取り扱って、たかが針金一本の為に変な汗をかくという愉快な作業してたしね〜笑

 

 

今日のハイライトはなんといっても午前の実習で扱わせてもらったヘラクレス像。箱にはそう書かれていたからこっちはあれだよね、棍棒持って獅子の毛皮を纏っている凛々しい姿を想像してもうルンルンで梱包を解いた訳ですよ。

それなのに、出てきたのは...まぁ筋肉質には違いないんだけどね、棍棒も持ってないし、獅子の毛皮じゃなくて布を下半身に巻いてただけで、何より若くてあまり頼りにならなそうな雰囲気の平凡そうなやつが入っていたんだよ(...主人公かっ!) 直感的に「コイツ違う人だ!」って思ったよね。

だから学芸員さんに思いきって「この像はエトルスク(エトルリア彫刻)に違いはなさそうですが、ヘラクレスを表すものが何一つありません。」って言ってみたら、学芸員さんも解っていたらしくて「これはたぶんね、男性像ってだけでヘラクレスって名付けられただけだね。でもこの明るい雰囲気はエトルスクでしょ?」 だって。

 

いやいや、「エトルスクでしょ」ちゃうわ!ヘラクレスじゃないじゃん、この人。 

 

学芸意さん曰く、発掘されたよくわからない女性像を「ヴィーナス」って名付けるのと同じ理由でこの平凡男子がヘラクレスになってたって訳 ね。 ここにきて新しい発見だよ。よくわからない男性像はとりあえず「ヘラクレス」になるのか 笑

 

 

勉強になったのはいいけど、英雄の名前が目に入って期待しちゃったじゃーん!貴重なエネルギーかえせー!